指導理念

 

浜松ハンドボールアカデミーの指導理念です。

 

 素直さ・寛容さ・向上心 を持ち続け

 自分や周りの可能性を最大化できる

  「創造力」と「解決力」をもった選手  

 

 を育てます。


 

浜松ハンドボールアカデミー

指導理念

 

 

素直さ・寛容さ・向上心 を持ち続け

自分や周りの可能性を最大化できる

「創造力」と「解決力」をもった選手になる

 

 

1. 本当の意味で楽しむ

 

悔しさや悩みも含めて心から楽しめれば、自然と夢中で一生懸命になり、難しいことや大変なことがあっても簡単に投げ出さずに、自ら努力できる。それが一番の成長する近道。ハンドボールを通じて本当の意味での「楽しみ方」「楽しめるもの」を見つけてほしい。

 

 

2. 動ける身体・遣える身体

 

自分の身体を効率的に使いこなすことで本来持っているチカラを引き出し、「速く・柔らかく・強く・大きく 動けて、疲れにくく怪我もしにくい」身体や身のこなしを手に入れられます。腸腰筋・内転筋・仙骨・胸骨・肩甲骨の活性化、股関節の捉え、重心移動や軸・筒の意識、肘膝抜き・内外旋の技術など、トップアスリートがもつ意識や感覚・身体操作の技術を身に付けるための体操やトレーニング法から実際のスポーツのプレーに落とし込むところまで、筋力だけに頼らない身体遣い・動きづくりでセンス能力として片づけられてしまっていた部分にしっかりアプローチします。

 

 

3. すべてのハンドボーラーに必須な基礎

 

日本のハンドボールは基礎練習の反復を他の国よりも時間をかけて積み重ねてきたにも関わらず、本場ヨーロッパから見ると日本代表レベルでも「基本ができていない」と言われてきました。どこの国でも、どのチームでも、どんな指導者のもとでも、自分のパフォーマンスを発揮するための、基本スキル・原理原則・個人戦術・考え方などを「基礎」と捉え、育成大国デンマークの年代別トレーニング方法を参考に、魅力的な要素の多いハンドボールを存分に楽しむ上でもトップレベルを目指す上でも、共通して必要な「基礎」を身に付けることを目指します。また、世界に追いつくために見直されている日本協会の打ち出す指針もしっかりとおさえ、ハンドボーラーとしてのすべての可能性を拡げます。

 

 

4. 仲間を活かすことで活かされる「個の力」

 

子供の頃や狭い範囲の中では、体格に恵まれていたり、少しプレーがうまかったりするとほとんどの状況を打開でき、目立つことができます。ただ、個人技やフィジカルだけでは、上のレベルに進むと必ずもっと上の選手が現れ、通用しなくなってしまいます。相手が存在し、同じ瞬間がなく常に状況が変化するゲームの中で、自分本位でなく試合展開に応じて最大限に自分を表現するには、「全体の観察→状況を認識→様々な選択肢を自ら創造→判断を下す→瞬時に行動する」という本当の「個の力」が求められます。そして、他人を理解・尊重し活かすことで、チームとして機能し、自分が活きることにもつながります。個性を殺して型に合わせるのではなく、本当の「個の力」を伸ばし活かし合う指導で、人生にも必要な「創造力」と「解決力」を身につけます。

 

 

5. あたりまえの前提

 

はじめから成功しない、それがあたりまえ。結果を得るならこれぐらいやるのはあたりまえ。それでも結果が出ないときもあるのもあたりまえ。その上でどう考え行動するか。あたりまえの基準を高くすることで、常に向上心を持ってチャレンジすることができます。同時に、自分の中のあたりまえに囚われると、それ以外のことは受け入れられず認められずに、すぐに「でも…」「無理!」とやらない・できない理由を探してしまいます。ヨーロッパと日本のハンドボールの一番の違いも「ハンドボールとはこういうもの」「得点したいなら…守りたいなら…こうする」というあたりまえの前提の違いから生まれます。もともと持っている素直さと寛容さを持ち続けられるような指導で、自らあたりまえの前提を高め、改善して作り直していってほしい。

 

 

6. 教えすぎない

 

意識するべき重要なポイントや、伸び悩みを避ける方向性への提案はしっかりとおさえつつも、成長の機会を奪ってしまうような「教え込み」の指導は避け、チャレンジを尊重する「見守り」を大切にします。「教え込み」は短期的にみるとてっとり早く結果を出すことができますが、違う状況に対応できなかったり、伸び悩みにつながります。自ら「どうしたらもっと上手くプレーできるんだろう」と考え、「もっとこうしてみよう」とアイディアを生み、「こうしたらこうなるかな」と予測すること、それをもとに行動し得られた結果は成功すれば自信になり、失敗しても判断が違ったことを学び別の解決策を自ら模索することにつながります。教えない代わりに、練習メニューの中で身に付けたいプレーや向き合う課題・シチュエーションが多く発生する「環境設定」をしっかりと行った上で、プレー状況を見ながら選手に合わせて難易度や負荷・内容を細目に設定し直します。また、最も成長しやすいタイミングである、チャレンジの結果の「悔しい!」や「もっと!」という、心が動いた瞬間でのアドバイスを心掛けます。

 

 

7. すべてのサポートに感謝する

 

親御さんの食事・送迎・洗濯・用具の購入・受講料などのサポートがなければハンドボールはできない。一緒に練習する仲間や指導者、プレーできる場や会場のスタッフ、ボールや用具、試合での対戦相手や審判・運営スタッフ・応援してくれる人、これまでハンドボールに関わってきた人達、これからハンドボールに関わろうとする人達も含めてハンドボールができる状況とすべてのサポートに対しての感謝の気持ちを忘れない。そして、個々のレベルではたとえ小さなものだとしても、一人ひとりがハンドボールを楽しみ活躍することが、ハンドボールの未来への大きな貢献につながります。